芝と雑草の違い

雑草とは何か。芝とは何か。その違いをニール氏は視察団に説いた。まずは、大辞林で意義を調べてみる。

雑草とは・・・・

自然に生えるいろいろな草。また、名も知らない雑多な草。 農耕地や庭などで、栽培目的の植物以外の草。 生命力・生活力が強いことのたとえ。「のようなしたたかさ」

芝とは・・・・イネ科の草の名。

雑草といえば、「邪魔なもの」「不要なもの」というイメージがある。大辞林にもあるように「農耕地や庭などで栽培目的の植物以外の草」と書かれていることからも同様だろう。しかし、ニール・スミス氏はそこに異を唱える。雑草は本当に必要ないのか。雑草も芝も草であることに変わりなく、園庭や校庭を芝生化するに当たり雑草だけを排除する必要はないのではないか。なぜならゴルフ場やアジスタ(味の素スタジアム)などのサッカー場と違い、子どもが遊ぶには芝と雑草が同居していても問題がないのではないか。

鳥取方式はいわゆる雑草は排除しない。グリーンフィールドには芝以外にクローバーなどの18種類の草が共生している。そして、氏は芝以外の草を必要以上に成長させないために必要なのが「芝刈り」と説く。1週間に1回芝刈り機で芝刈りを行えば草は固くならない。草が硬くなるのは茎が伸びた段階でその体を支えるために硬くなる。その実証として千代川の八千代橋付近の河川敷を案内された。そこは自然に生える草だけで芝生は植えられていない。当然散水設備もない。しかし、5月~10月の間、2週間に1回刈り高7~8㎝に設定し芝刈り機で芝を刈っているために子どもが遊ぶには十分な緑のカーペットになっていた。氏が提唱する子どもの遊び場としての芝生のイメージは、氏が生まれ故郷にある牧草のイメージだそうだ。

予算がつかなくては校庭の芝生化は難しい。しかし、子どもたちの遊び場としての緑のカーペットならば労力さえ惜しまなければできる。是非実践しようと思う。

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鳥取市千代川の八千代橋付近の河川敷 草が短く刈り込まれている

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河川敷の草のアップ 様々な草が短く刈り込まれている

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河川敷の土手の写真 こちらは手入れされていない 違いは一目了然!