文教常任委員会に所属しておりますので必要だと思い、川喜多映画記念館指定管理者公募の公開ヒアリングを傍聴しました。
傍聴者は5名程おり、特に配付される資料はありませんでした。そのため、各傍聴者が一生懸命メモを取っていました。
プレゼンを行ったのは次の2つの団体です。順番は番号の通りでした。
①財団法人鎌倉市芸術文化振興財団http://www.kamakura-arts.or.jp/と国際ビルサービスhttp://www.kbs-bm.co.jp/index2.htmlのJV(ジョイントベンチャー)
②財団法人川喜多記念映画文化財団http://www.kawakita-film.or.jp/とイオンデライトhttp://www.aeondelight.co.jp/のJV
ともに財団法人+ビルメン会社の組み合わせでした。芸術面は財団が行い、建物の管理はビルメン会社が行うという構図です。
各々、プレゼンは5分、その後質疑応答が25分で約30分のヒアリングでした。
一番気になった点があります。それは、①の質疑応答の際に、しきりに当館には「収蔵作品がない」という言葉が聞こえてくることでした。①の団体は収蔵作品がないため、他の団体から借りて年1回の特別展と年3回の企画展を行うということを説明しておりました。
一方で②の質疑応答の際には、財団の役員の方が「うちには収蔵作品がたくさんある」と言われてました。私はなぜ①は収蔵作品がないのに、②はたくさんあるのかわかりませんでした。記念館の土地は、鎌倉市に川喜多長政・かしこ夫妻の遺族が1994年に寄贈をしています。しかし、収蔵作品は財団所有になっていました。
①は全く収蔵作品がなく、②は多くの収蔵作品を持っている。①が指定管理者になった場合には②の財団から作品を借りる必要があります。これで勝負になるのでしょうか。明らかに②が有利です。しかも選定方法がプロポーザル方式であり、一般競争入札と異なるため、明らかな客観的数値というものがありません。一応、採点の基準はありますが・・・(参照下さいhttp://www.city.kamakura.kanagawa.jp/bunka/download/kawakita_haitenkijyunn.pdf
ちなみに鏑木清方記念美術館の指定管理者は遺族の強い意向があり、指定管理者が決定しています。
以下、引用 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sgakusyu/kouhosyakettei.htmlより
鎌倉市鏑木清方記念美術館の指定管理者の候補者について
鏑木清方記念美術館の指定管理者の候補者が次のとおり決定しました。
平成20年12月議会での議決を経て、指定管理者として指定します。
●指定管理者の候補者 財団法人鎌倉市芸術文化振興財団
●指定期間(予定) 平成21年4月1日から平成26年3月31日(5年間)
●鎌倉市生涯学習施設指定管理者選定委員会
委員長 河野 元昭 秋田県立近代美術館館長 委 員 大西 久子 税理士 委 員 高井 俊行 鎌倉商工会議所 中小企業相談所長 委 員 蛭田 道春 鎌倉市社会教育委員会議議長・大正大学教授 委 員 森田 英之 元平塚市美術館上席館長代理兼学芸担当長
●決定理由
鏑木清方記念美術館の指定管理者の選定については、著作権者(寄贈された遺族)の強い意向を考慮し、
公募を行わず、指名により財団法人鎌倉市芸術文化振興財団を指定管理者候補者とすることとしたため、
選定委員会では提出された提案書の内容について審査を行った。
提案書を10月中旬に各選定委員に配付し、事前審査を依頼した。
平成20年11月2日 選定委員会
提案内容について、プレゼンテーションを受け、ヒアリングを行った後、意見交換を行った。
その後、各選定委員が審査した評価書の提出を受け取りまとめたところ、財団法人鎌倉市芸術
文化振興財団が指定管理者の候補者として適当であるとの結論に至った。
以上、引用終わり
鎌倉市は、文化振興のために土地の寄贈を受け、建物を税金で建設して、そして税金で建物維持をしていく。しかも、指定管理者には業務委託費を毎年払わなくてはいけない。しかし収蔵作品は全くない。
そうであるならば、収蔵作品を多く持ってもらっている財団に自ら建物を建ててもらい、自ら記念館の運営を行ってもらう方がいいのではないでしょうか。
鎌倉市の道路を見てほしい。デコボコが多くあり、そのため事故が時々起き損害賠償を行っている。また湘南モノレール沿いの湘南深沢駅から西鎌倉駅へ登っていく歩道のように歩行者の安全が確保できていないところも多い。管理を担当している部署に聞くと、予算が付かず歩道確保のための買収ができないと言われてました。
市民の安全と文化振興、市民の皆様はどちらを優先すべきだと思いますか?

