三浦半島の消防広域化が足踏み、鎌倉市離脱で自治体間に温度差 5月2日 神奈川新聞

昨日の神奈川新聞カナロコに鎌倉市の消防広域化に関する記事が出ておりましたので紹介します。消防の広域化やごみ処理の広域化などの行政事務の広域化は人口が減少していく日本では、効率面、コスト面などで必要なことであると考えております。鎌倉市は消防の広域化については記事のように湘南エリアを選択しましたが、ごみ処理の広域化については逗子市との広域化が決裂しております。ごみ処理の広域化について、鎌倉市は他地域との連携を含め柔軟に対応できないものかと感じているところです。それぞれの地域でごみ処理の施設をつくることは、あまり効率的なものではありません。迷惑施設なので住民感情もあり難しい側面がありますが、税金を節約しこれから増えていく福祉に対する費用に対応するためにはあらゆる行政事務の広域化により無駄な出費を避けることは必要になってくると思います。

以下、引用開始。

三浦半島の消防広域化が足踏み、鎌倉市離脱で自治体間に温度差 5月2日 神奈川新聞カナロコ

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1005020031/

 県の推進計画に基づく三浦半島の消防広域化の取り組みが足踏みしている。3月に鎌倉市が協議から離脱したため、費用対効果の検証を同市を除く3市1町でやり直しているためだ。設置を目指している任意協議会の位置付けでも自治体間に温度差があるなか、先行き不透明な状況が続いている。

 県の推進計画で、三浦半島、湘南両地区のいずれかを選択するとなっていた鎌倉市。三浦半島から離脱した一因は、広域化に伴う費用負担の試算結果だった。鎌倉市は消防職員の人員増が影響して11億9千万円余りの負担増となった。

 費用負担の重さに加え、地理的・生活圏的にも湘南地区のほうが身近との理由で3月4日、市議会総務常任委員会で三浦半島地区の協議から退き、湘南地区との協議を続けていくことを表明した。

 これが、足踏みの大きな要因となった。3市1町の枠組みによる費用負担は3月の離脱表明後に試算を始め、結果は出ていない。

 鎌倉市の離脱によって、人口割を基本に費用を負担する消防指令システム整備や車両関係は特に横須賀市への影響が大きいとみられる。しかし、同市消防局は他市町に配慮してか、「全体の費用も減るため、どれだけ影響があるかは分からない」と明言を避ける。

 一方、逗子市は隣接する鎌倉市の離脱で広域エリアの端になり、応援体制が手薄になる恐れを指摘。「消防力に影響が出る。金額では換算できない問題だ」と懸念している。

 横須賀市の吉田雄人市長は6月の市議会で、自身が任意協議会を設置するかどうかを判断し、報告すると約束している。しかし、逗子市や葉山町は「任意協議会の位置付けがはっきりしていない」などと同時期の態度表明には慎重な姿勢を取る。

 背景には、ごみ処理広域化に向けた協議会から途中で離脱した葉山町と、横須賀・三浦両市との民事訴訟がある。葉山町などは任意協議会に入った後も離脱は可能なのかどうかを明確にするよう求めている。

 温度差があるとはいえ、全人口の4分の3を占める横須賀市の比重は大きい。「横須賀市が動かないと動けない」(葉山町)、「横須賀市がいないとどうしようもない」(三浦市)と、まずは同市の対応を注視している。

◆消防の広域化
 消防本部の規模を大きくすることで消防体制の充実強化と高度化を図るのが目的。三浦半島では2008年7月に横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町の消防関係者で構成する検討委員会が設置され、協議をスタートした。

 県の推進計画に基づく三浦半島の消防広域化の取り組みが足踏みしている。3月に鎌倉市が協議から離脱したため、費用対効果の検証を同市を除く3市1町でやり直しているためだ。設置を目指している任意協議会の位置付けでも自治体間に温度差があるなか、先行き不透明な状況が続いている。

 県の推進計画で、三浦半島、湘南両地区のいずれかを選択するとなっていた鎌倉市。三浦半島から離脱した一因は、広域化に伴う費用負担の試算結果だった。鎌倉市は消防職員の人員増が影響して11億9千万円余りの負担増となった。

 費用負担の重さに加え、地理的・生活圏的にも湘南地区のほうが身近との理由で3月4日、市議会総務常任委員会で三浦半島地区の協議から退き、湘南地区との協議を続けていくことを表明した。

 これが、足踏みの大きな要因となった。3市1町の枠組みによる費用負担は3月の離脱表明後に試算を始め、結果は出ていない。

 鎌倉市の離脱によって、人口割を基本に費用を負担する消防指令システム整備や車両関係は特に横須賀市への影響が大きいとみられる。しかし、同市消防局は他市町に配慮してか、「全体の費用も減るため、どれだけ影響があるかは分からない」と明言を避ける。

 一方、逗子市は隣接する鎌倉市の離脱で広域エリアの端になり、応援体制が手薄になる恐れを指摘。「消防力に影響が出る。金額では換算できない問題だ」と懸念している。

 横須賀市の吉田雄人市長は6月の市議会で、自身が任意協議会を設置するかどうかを判断し、報告すると約束している。しかし、逗子市や葉山町は「任意協議会の位置付けがはっきりしていない」などと同時期の態度表明には慎重な姿勢を取る。

 背景には、ごみ処理広域化に向けた協議会から途中で離脱した葉山町と、横須賀・三浦両市との民事訴訟がある。葉山町などは任意協議会に入った後も離脱は可能なのかどうかを明確にするよう求めている。

 温度差があるとはいえ、全人口の4分の3を占める横須賀市の比重は大きい。「横須賀市が動かないと動けない」(葉山町)、「横須賀市がいないとどうしようもない」(三浦市)と、まずは同市の対応を注視している。

◆消防の広域化
 消防本部の規模を大きくすることで消防体制の充実強化と高度化を図るのが目的。三浦半島では2008年7月に横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町の消防関係者で構成する検討委員会が設置され、協議をスタートした。

                                                  以上、引用終わり

また、今年3月4日の2月定例会の総務常任委員会において、市が消防の広域化について湘南地区を選択したことを発表した記事がカナロコに残っておりました。私は新人議員であり自分が所属する常任委員会以外も傍聴するようにしておりますが、このときの総務常任委員会は予算特別委員会の資料の読み込みなどがあり傍聴しませんでした。あらためて紹介したいと思います。

以下、引用開始。

消防広域化、鎌倉市は「湘南」選択 3月4日 神奈川新聞カナロコ

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003040030/

 神奈川県内で進められている消防広域化について、鎌倉市は4日、三浦半島地区での協議から退き、今後は湘南地区との協議を継続していく方針を市議会総務常任委員会で報告した。県が示した計画では、鎌倉市は両地区いずれかを選ぶとされており、事実上、湘南地区を選択した形だ。

 消防広域化の推進は、消防組織法の一部改正が発端で、県は2008年3月に推進計画を策定。横浜、川崎、相模原の3市を除く県内五つ(三浦半島、湘南、県央東部、県央西部、県西)の枠組みを示し、12年度末までの広域化実現を目指すとしている。

 このうち選択制となった市町村は鎌倉市のみ。鎌倉市は両地区の検討委員会に参加し、協議を同時並行で進めてきた。昨年12月には三浦半島地区の検討委が湘南地区に先駆けて報告書を取りまとめ、鎌倉市にどちらの地区を選ぶのか方向性を示すよう求めてきた。

 三浦半島地区との協議断念の理由について、鎌倉市は、広域化の負担金が現在の消防関連経費との比較で約11億9千万円増えることを指摘。さらに、自治体規模で湘南地区の各市町との方が類似していることや、市境に山間部のない湘南地区の方が地理的・生活圏的にも身近なことなどを挙げた。

 湘南地区の検討委も09年度内に報告書を取りまとめる見通し。常任委で市は「今後は湘南地区と引き続き協議を進めていく。各市町の特性があるので、(報告書が出た後)湘南4市3町が一度そろって協議した中で、各市町でそれぞれ判断していくことになると思う」と説明した。

 委員からは「鎌倉は多くの文化財を抱え、谷戸(やと)が多く特殊な地形でもある。地域の実情を考慮しながら進めていかないといけない」などの意見が出された。

                                                        以上、引用終わり 

最後に、神奈川県消防広域化推進計画をご紹介します。

神奈川県消防広域化推進計画 http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/saigai/kouikiiken/suisinkeikaku.pdf

Kouikika12

Kouikika
↑神奈川県消防広域化推進計画 12・13ページ