7月定例会が終了し、松尾市長が提案していた「ごみ減量化」の経費が計上されていた一般会計補正予算が否決されました。
松尾市長は山崎浄化センターバイオマスエネルギー回収施設の計画を撤回し、施設をつくらずにごみを減量化する方針へと報告転換しましたが、議会の多数は施設の建設を推進させようとしております。そして、2月定例会において、議会の多数派は、市長の提案するごみ減量化の政策は行政計画に位置付けられていないなどとし、ごみ減量化に関する予算を施設建設のための予算に修正し可決しました。
7月定例会では鎌倉市廃棄物減量化及び資源化推進審議会を経て行政計画に位置付けられたごみ減量化の政策を否決しました。松尾市長が「手足を縛られて泳げいわれているようなもの」とコメントしているようですが、正にその通りだと感じました。
新聞各社でそのことが報道されていましたので紹介いたします。
以下、引用開始
鎌倉市長 議会との対立深まる ごみ処理補正予算案否決 7月9日 東京新聞
鎌倉市議会は八日、松尾崇市長が提出した新たに策定したごみ処理基本計画に基づく、施策費用千五十万円を増額する本年度一般会計補正予算案を反対多数で否決した。生ごみ処理をめぐる市長と議会の対立が原因で、議会側は同 当初予算案も市長提案を拒否、修正した。平行線が続けば市民生活に影響が出かねないが、解決の着地点は見えてこない。
生ごみ処理は、前市長がバイオマス施設でメタンガスに資源化する計画を推進。議会も同調してきたが、松尾市長は技術的な信頼性に欠け、コスト面も問題として撤回。ごみ減量を柱とする同計画を策定し、当初予算で削られた家庭への生ごみ処理機普及の関連事業などを〝復活〟させる補正予算案を臨時議会に提出していた。
議会側は、鎌倉無所属の会や民主党、かがやく鎌倉を創る会などが賛成したが、議長を除く二十六のうち、共産党、神奈川ネットワーク運動・鎌倉、鎌倉みらい、公明党など十五人が反対、否決した。
さらに市長の計画は実施できる担保に乏しいとして、バイオ処理計画も同時に進める決議案を、予算反対の四会派が共同提出し、賛成多数で可決。下水汚泥の活用など下水道終末処理場の未利用エネルギーの利活用調査費を計上した下水道事業特別会計補正予算案は賛成多数で可決した。
同基本計画では二カ所ある焼却施設のうち、老朽化した今泉を二〇一五年度で閉鎖。名越の焼却炉二基を更新して延命化させる。補正予算案には、更新の関連費用も計上されていた。
バイオ処理計画の見直しをマニフェストに掲げて当選した松尾市長は「行政計画に基づく予算案の否決は、手足をしばられて泳げといわれているようなもので厳しい。決議にあるバイオ施設ありきの主張は理解できない」と、これまでの方針を貫く考えを強調した。
松尾市長は議会側との対話を継続する考えも示したが、論戦はかみあわず、手詰まり状態。このままでは、ごみ処理計画が進まないことから、予算執行権を持つ市長の出方をめぐり、議会との緊張関係が高まりそうだ。
(斎藤裕仁)
以上、引用終わり
参考までに本年度一般会計補正予算案の賛否を掲載します(敬称略、会派は東京新聞の順序に従う、会派所属の議員の順序は市HPの「鎌倉市議会にある会派」の名簿に従う、無所属は五十音順)。
賛成した議員 11名
・鎌倉無所属の会=髙橋浩司、長嶋竜弘、安川健人
・民主党鎌倉市議会議員団=岡田和則、飯野眞毅
・かがやく鎌倉を創る会=中村聡一郎、久坂くにえ、山田直人
・無所属=千一、中澤克之、渡辺隆
反対した議員 15名
・日本共産党鎌倉市議会議員団=吉岡和江、高野洋一、小田嶋敏浩、赤松正博
・神奈川ネットワーク運動・鎌倉=三宅真里、石川敦子、太田治代、石川寿美
・鎌倉みらい=前川綾子、渡邊昌一郎、池田実
・公明党鎌倉市議会議員団=納所輝次、西岡幸子、大石和久
・無所属=松中健治
以上

