昨日の建設常任委員会協議会に関する報道についてご紹介します。
以下、引用開始
鎌倉市の宅地 開発許可取り消しへ 市、接続道の違法性認める 東京新聞/TOKYO
鎌倉市は二十四日の市議会建設委員会で、同市極楽寺四の宅地開発で二年前に出した開発許可が違法だったとして、許可取り消し処分を行うと報告した。市は、大船観音前のマンション開発でも違法な開発許可だとして、県開発審査会から取り消されているが、自ら違法を認めて取り消すのは初めて。繰り返されるミスに、市の姿勢が批判を浴びそうだ。 (斎藤裕仁)
同市極楽寺四の宅地開発は、九百九十九平方メートルの区域に百六十六平方メートルの宅地一区画を整備する計画。市は二〇一〇年十二月に開発許可を出したが、開発区域に接続する市道が、平たんではなく、傾斜しており、都市計画法に定める「車両の通行に支障がない道路」に当たらないため、許可を取り消す方針を決めた。
(写真略)開発許可が取り消される土地(境界を示すパイロンの向こう側)。手前の右側は道路に使えず、左側の電柱奥の傾斜した市道は車両通行ができない=鎌倉市極楽寺で
当初の計画では、傾斜した市道だけではなく、平たんな私有地が道路として開発区域とつながっていた。ところが許可を出す前の地元説明会で、私有地には地役権が設定され、私道として使えないとの指摘を受け、計画を二回変更。傾斜した市道との接続に変わったが、市の担当者は当初の計画のままだと思い込み、現地確認を怠ったまま、許可を出してしまった。
九月の建設委や住民の指摘で、現地を再調査して違法性を確認。傾斜した市道を通行できるよう変更する計画もないことから、前例がない許可取り消しに踏み切った。
建設委では、委員が六月に行った現地視察で、案内した関係部局の課長ら十人の大半が誤認を前提に説明したことなどを強く批判。さらに九月の段階で、開発続行の方針を住民に通知していた松尾崇市長の責任を問う声も出た。
開発許可の取り消しは、事業者に不利益を与えるため、三十一日に事業者から意見を聴く聴聞を実施。その報告書を受け、松尾市長が取り消しを正式に決定する。
市は「違法を確認した以上、速やかな措置が必要」としているが、今後、損害賠償の訴訟が起きる可能性もあり、問題は尾を引きそうだ。
以上、引用終わり
以下、引用開始
鎌倉市の宅地造成で市が計画誤認、「開発許可取り消し」に/神奈川 神奈川新聞/カナロコ
鎌倉市は24日、同市極楽寺4丁目の宅地造成について、開発許可を取り消す方針を明らかにした。開発区域に接続する市道の安全確認を怠っているとして、9月の市議会で追及されていた。この市道について、市は「車両が通行できない」と判断、適法でないと認めた。
市は同日の市議会建設常任委員会協議会で説明し、「開発許可の審査が不十分だった」と陳謝した。31日に聴聞会を開き、事業者(東京都豊島区)の見解を聞く。
(写真略)コーン標識の背後が許可が取り消される開発区域。雑木が生い茂る左側の狭い市道を接続道路として許可していた=鎌倉市極楽寺4丁目
許可が取り消されるのは、市街化調整区域内の宅地1区画と付帯用地計999・62平方メートル(未着工)。市は2010年12月、市条例と都市計画法に基づいて事業者と協定を結び、開発を許可した。
同法は、開発区域に接続する道路は「車両の通行に支障がない道路」と定めている。この規定から、着工の留保を市議会に陳情していた住民は7月、施工業者による説明会で接続道路の危険性を指摘。市が確認したところ、市道約4メートル部分の有効幅員が約70センチと狭く、高低差が約1メートルあり、車両通行が不可能と分かった。
10年6月の市条例の手続き段階で、計画の接続道路に公道でない民地が含まれていることが判明。事業者は、この民地を避けて「く」の字形に折れ曲がる格好で、接続道路の計画を変更した。ところが、道路線形を変えたことで、狭く高低差のある市道部分に重なることになった。
市は計画変更前の道路線形と誤認し、変更後に現地を確認しないまま手続きを進めた、と説明。部局間の意思疎通の欠如に起因したとし、「開発許可事務の遂行を徹底する」と述べた。
委員は「軽微な誤認ではない。重大な誤りだ」(共産・赤松正博委員長)、「(12年6月の)現地視察で気付かなかったのか」(神奈川ネット・石川寿美氏)などと追及。松尾崇市長の許認可責任を問う構えだ。
以上、引用終わり

