子宮頸がん予防ワクチンの供給量の不足及び小児用肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時見合わせについて

今日も予算特別委員会の資料を読み込んでいました。夕方、観光厚生常任委員会に所属している議員に対し、鎌倉市健康福祉部から表題のメールが届きましたのでご紹介いたします。

以下、引用開始

平成23年3月7日

観光厚生常任委員各位 

市民健康課長  

 

子宮頸がん予防ワクチンの供給量の不足及び小児用肺炎球菌ワクチン・

ヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時見合わせについて 

公費負担による任意の予防接種として開始した子宮頸がん予防ワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチンの予防接種につきまして、次の状況となっておりますのでご報告いたします。 

1 子宮頸がん予防ワクチンの供給量の不足について

子宮頸がん予防ワクチンの接種につきましては、公費負担による接種が全国同時期に開始されるため、ワクチンの需要量に対する供給量が不足している状況となっています。このワクチンは本来3回接種することにより抗体を獲得できるため、初回、二回を接種した既接種者を優先する方針をワクチンの供給元であるグラクソ・スミスクライン(株)が決定しました。

これに伴い、希望者に対し初回の予防接種ができない状況となっていますが、対応につきましては、厚生労働省で検討を行っております。特に高校1年生は平成23年3月31日までに初回の予防接種を受けることにより、高校2年生となった平成23年度も無料で受けることができますが、この対応についても厚生労働省で検討をしている状況です。

 2 小児用肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時見合わせについて

小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含む、ワクチンの同時接種後の死亡例が3月2日から4日まで全国で4例報告されました。ワクチンと死亡との因果関係は、いずれも評価不能または不明とされています。このような状況から、因果関係の評価を実施するまでの間、念のため接種を見合わせるよう厚生労働省から通知がありました。また、厚生労働省における専門家による会議が、平成23年3月8日(火)に開催され対応の検討がされる予定です。

なお、本市では、一時見合わせの通知を平成23年3月4日(金)に県を通じ厚生労働省から受領し、5日(土)には市から関係医療機関に通知しています。 

事務担当 鎌倉市保健福祉部市民健康課

以上、引用終わり(太字、下線は私)

厚生省PRESS

厚生労働省 PRESS[1]_01 
厚生労働省 PRESS[1]_02 
新聞記事
  市からのメールに添付されていた記事

以下、引用開始

全国4例目、ワクチン接種後に乳児死亡、公費負担見合わせへ/川崎 2011年3月5日 神奈川新聞 カナロコ

 川崎市は4日、DPT(ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合)と、細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの計3種類の予防接種を受けた同市内に住む生後3カ月の女児が死亡したと発表した。死亡例は兵庫県宝塚、西宮の両市、京都市に続き全国で4例目。

 厚生労働省は同日、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンなどの接種後に乳児らが死亡したのを受け、公費での接種費用補助をしているこの2種類のワクチンの接種を当面、見合わせることを決め、自治体に伝えた。

 厚労省によると、4例ともワクチンの接種と死亡との因果関係は不明。今後専門家による調査会などを開いて検討する。

 川崎市健康福祉局によると、兵庫県で幼児2人が死亡した報道を見て、女児の母親から同日午後2時50分ごろ、市内保健所に通報があった。女児は2月17日に市内の民間診療所で接種し、3日後の20日午前8時ごろ、呼吸停止状態になっているのを母親が発見。市内の民間病院に救急搬送後、死亡が確認された。女児に基礎疾患はなく健康だったという。同局は「予防接種との因果関係は不明」としている。

 川崎市は2011年度から、ヒブ、小児用肺炎球菌の両ワクチンなどを公費で全額負担する予定だったが、「国の指示に従って当面見合わせる」としている。今回のヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンの接種は任意だった。

以上、引用終わり

法律を勉強していた時に、予防接種における国家賠償と補償の谷間の問題を「悪魔のくじびき」と教わりました。下記にわかりやすく書いてありますのでご覧いただければと思います。

小樽種痘予防接種禍事件の判例について http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3890509.html

接種を見合わせたワクチンがどの程度の割合で起きているのか、などを慎重に調査するとともに、ワクチンを接種する子どもの保護者にも副作用などについてよく説明する必要を感じました。