地震の津波 最大の鎌倉、80分で到達 県検討部会予測 3月28日 東京新聞他

鎌倉市に来襲する津波について、県の検討部会が最大波が80分で到達する旨の報道がなされましたので報告します。

詳細な資料を見てみないとなんとも言えませんが、80分は余裕があるという雰囲気にならないか心配です。危機管理は最悪の事態を想定しなければならないのが鉄則であり、津波においては高さと到達時間について最悪の事態を想定すべきであると考えます。津波来襲まで80分と考えることが最悪の事態と言えるのか若干の疑問があります。

参考:海・空・港の研究所市民講座・津波・高潮から身を守るには-津波・高潮ハザードマップと動くハザードマップの開発-国土交通省国土技術政策総合研究所 主任研究官 熊谷兼太郎

海・空・港の研究所 秋の一般公開講座 神奈川県の過去の津波とその被害 国土交通省国土技術政策総合研究所 主任研究官 熊谷兼太郎

参考:鎌倉市 津波浸水予測図暫定版(市HPから引用)

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参考:鎌倉市海抜マップ(市HPから引用)

110815-4_5海抜マップ

以下、引用開始

地震の津波 最大の鎌倉、80分で到達 県検討部会予測 3月28日 東京新聞

県内沿岸部の津波対策を見直す県津波浸水想定検討部会は二十七日、過去最大級の地震が発生した場合、県内各地に津波が到達する予測時間をまとめた。同部会の試算では、鎌倉市内に来ると予測される県内最大の高さ一四・四メートルの津波は、地震から八十分後に到達する。 (新開浩)

試算によると、相模湾側に加え、東京湾側の横須賀市でも、一〇メートル弱の津波が約一時間で到達する。狭い東京湾内では、川崎市などの湾奥部で反射した津波が、横須賀市などの湾口部に再び到達し、被害をもたらす可能性もあるという。

同部会の試算は、慶長地震(一六〇五年)のように東海道沖が震源の大地震が再発した場合、県内全域で最大の津波被害が発生するという想定。

一方、関東大震災(一九二三年)のように県内沿岸全域を震源とした大地震が再発した場合は、震源が近いため、小田原市などの県西部で、二~八分以内に三~六メートルの津波が到達すると見込んだ。

今回の到達予測と、同部会が昨年まとめた津波浸水予測図を踏まえ、県内各市町村は今後、津波ハザードマップの作製に取り組む。

鎌倉に14メートル超の津波も 神奈川県が被害想定公表 3月27日 神奈川新聞/カナロコ

神奈川県は27日、東日本大震災を受けて従来の津波想定を大幅に見直し、鎌倉市で14・5メートル、横浜市は4・9メートルの津波に襲われる可能性があるなどとした津波浸水予測図をまとめ、公表した。

観光客らでにぎわう鎌倉市の鶴岡八幡宮やJR横浜駅も浸水の可能性があるとしており、県内自治体は今後、この予測をもとに津波避難ビルの指定などの対策を進める。

県は昨年5月、有識者による検討会で見直し作業を開始。これまで予測していた地震だけでなく、歴史上の記録に残る明応地震(1498年)と慶長地震(1605年)なども考慮に加えた。

(共同通信社)
津波、小田原に2分後 県予測 3月28日 朝日新聞/My Town 神奈川

津波予測を見直している県は27日、各地域の津波の高さと到達時間を公表した。関東大震災型の地震が起きた場合、小田原市には2分後に4メートル近い津波が来ると予測。津波浸水想定検討部会の会長、柴山知也・早大教授は「一刻も早く高台に逃げる心構えが大事だ」と訴えている。

検討部会では、九つのタイプの地震を想定し、沿海部の15市町の94地点の予測を出した。

震源が沿岸に近い地震が比較的、到達時間が早い。元禄地震(1703年)の再来型が、別の地震と連動して起きた場合、大磯町に8分後に9・15メートル、小田原市に4分後に6・33メートルの津波が来ると予測した。

さらに、関東大震災(1923年)の再来型「南関東地震」では、小田原市の石橋漁港に2分後に3・9メートルの津波が到達するとしている。

津波が高い地点が多いのは、「慶長地震」(1605年)の再来型。鎌倉市由比ガ浜で80分後に14・47メートルが来るのを最高に、逗子市や藤沢市で10メートルを超える。

「慶長型」では、東京湾内でも横須賀市の北下浦漁港には9・56メートルの津波が約1時間後に来る。横浜市金沢区では4・92メートル、横浜港には4・27メートルの津波がきて横浜駅東口周辺が最大9メートル浸水する。

県はこの日、想定結果を沿岸市町に伝えた。30日にホームページでも公開する予定。検討部会では今後、川をさかのぼる津波の浸水予測などを進める。 

(山口博敬)

以上、引用終わり