ごみ処理施設について調べました

観光厚生常任委員会に所属となったため、廃棄物行政を一から勉強しなおそうと思い、本日は鎌倉市の「燃やすごみ」の処理能力がどれ位あるのか、鎌倉市環境部環境施設課に行きレクチャーを受けました。その際にいただいたのが「鎌倉市ごみ処理施設(焼却施設)について(平成21年実績)」(↓)です。

ごみ処理施設H21度 実績

今泉クリーンセンター(以下、今泉CCという。)と名越クリーンセンター(以下、名越CCという。)はそれぞれ、日量75トンの焼却ができる炉が入っておりますが、実際には、一酸化炭素やダイオキシンの問題があり、今泉CCは60%、名越CCは80%の稼働となっております。

また、低温でダイオキシンが再結合することを防ぐために24時間稼働になっておりますが、通常は6~7週間稼働させ、3週間の点検作業を行うことになります。しかし、稼働から点検作業に移行する際に炉の温度が高すぎ入ることができないため、稼働と点検の間には3日の間入ることことができません。従って、平成21年度稼働実績は、表の日数になっております。

年間の処理数は下記の通りに計算します。

今泉CC 44㌧×247日=10,868トン

名越CC 57㌧×262日+57㌧×253日=29,355トン   合計40,223トン(計算のずれは四捨五入のためだそうです)

ちなみに今泉CCでは重油12,000㍑、名越CCでは44,500㍑の灯油を炉の立ち上げ時に足して燃やしています。

また、炉は24時間燃焼で稼働し続けなければならないため、ごみの少ない時期にはクリーンセンター同士でごみのやり取りをして炉を一杯にするようにしているそうです。

今泉CCは地元住民との覚書で閉鎖されることになっているため、名越CCの炉を新炉に交換した場合、処理能力はどれ位あるのかも確認いたしました。まず、新炉であれば、一酸化炭素やダイオキシンの対応ができていると考えられるため、稼働割合を落とすことなく100%稼働させることができます。稼働日数を「鎌倉市ごみ処理施設(焼却施設)について(平成21年実績)」の上限下限として計算すると下記の通りということになるそうです。

下限:75㌧×253日×2基=37,950トン

上限:75㌧×262日×2基=39,300トン

計算上ですが、年間37,950~39,300トンの燃やすごみの処理ができるということになります。

では、鎌倉市の燃やすごみの量を考えてみます。環境部事業概要の平成20年度実績(↓)によれば、39,007㌧、平成21年度実績は40173.46トン(鎌倉市ごみ処理施設(焼却施設)について(平成21年実績↑)をご参照下さい)となります。また、環境部事業概要の平成20年度実績(↓)が1年だけガクッと下がっているのは、担当者はリーマンショックによる景気冷え込みのためと言われてました。

ここからは単純計算ですが、では新炉にしたとして鎌倉市の燃やすごみの量が、例年通り推移した場合はどうなるでしょうか。平成21年度の数値で計算してみます。

①新炉の稼働を下限で計算した場合

40173.46㌧―37,950㌧=2223.46トン

②新炉の稼働を上限で計算した場合

40173.46㌧―39,300㌧=873.46トン

これを平成22年7月現在の人口174,417人及び365日で割ってみます。

①を人口割・・・2223.46トン÷174,417人÷365日=0.00036422トン→364.2グラム

②を人口割・・・873.46トン÷174,417人÷365日=0.0000137トン→13.7グラム

単純計算ですが、市民一人が1日あたり13グラム~364.2グラムの燃やすごみを減らすことができれば、名越CCの新炉2基で鎌倉市から排出される燃やすごみを処理できるという計算になります。

ちなみにこの計算は、長嶋たつひろ議員から新炉にすれば焼却施設の現在の能力を超えるということを教えていただいて、原課に聞きながら計算しました。

H20度 環境部事業概要P51燃やすごみ

H20度 環境部事業概要P70名越

H20度 環境部事業概要P71今泉