ごみバイオガス化実証試験プラント 4年半も野ざらし 横須賀市「撤去申し入れたい」9月21日 神奈川新聞/カナロコ

横須賀市が土地を提供し、住友重機械工業がプラント建設費を負担した「生ごみバイオガス化施設」が実証実験終了後、4年半も野ざらしになっていることが神奈川新聞の記事に出ていましたので紹介いたします。

この4年半も野ざらしになっているということはどういうことなのでしょうか。確かに住友重機械工業は2005年に発覚した橋梁談合事件で一切の公共工事から撤退しているということは横須賀市の職員から説明を受けました。

橋梁談合事件 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E6%A2%81%E8%AB%87%E5%90%88%E4%BA%8B%E4%BB%B6

横須賀市は、住友重機械工業撤退後は技術の承継を別の会社にさせようと努力をしていたようですが、まだなされていないと聞いています。横須賀市が本当に大切に思っている施設であれば維持管理をしていたのではないでしょうか。有効な技術であれば更に実証実験を重ねていたのではないでしょうか。

私は今年八月に鎌倉市と同じ方式の下水汚泥と生ごみを加えたものをバイオ発酵させる珠洲市浄化センターや上越市の2施設を会派で視察してきました。バイオガス化施設はこれからの技術、即ち発展途上の技術であるとしか考えられません。鎌倉市もバイオガス化施設については実証実験を行ってから導入するなど慎重な対応が必要だと考えております。

以下、引用

ごみバイオガス化実証試験プラント 4年半も野ざらし 横須賀市「撤去申し入れたい」

9月21日 神奈川新聞(■よこすか・しょうなん)/カナロコ http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1009210008/

 横須賀市浦郷町5丁目にある生ごみ資源化(バイオガス化)の実証試験プラントが4年半も放置されている。バイオガス化施設の整備に備えてプラントを残してきたが、8月に市がバイオガス化を断念したため、「無用の長物」に。市は設置者の住友重機械工業に早期の撤去を申し入れることにしている。(佐藤浩幸)

 実証試験は市と住友重機械の共同研究。約2700平方メートルの市有地に、分別されていない「燃せるごみ」から生ごみを選別する処理棟(総床面積約400平方メートル)、メタン発酵設備、ガス精製設備といったプラントを住友重機械が整備した。実用施設の10分の1の規模で、建設費は3~4億円といわれている。

 2002年11月から3年4カ月間にわたり、生ごみバイオガス化システムの安定性やごみの減少、コスト面などの研究を進めた。市も分析費など1150万円を負担し、06年11月には「実用化は可能」との結論を出した。

 当初は共同研究が終わったら住友重機械がプラントを撤去する予定だったが、補助金の関係もあり09年3月まで存続することに。さらに実際の施設整備に備え、追加試験の可能性もあるとみて、13年3月まで協定を延長した。

 しかし、吉田雄人市長は8月、コスト面と運転の安全性から同市と三浦市との広域ごみ処理施設には全量焼却処理方式を採用すると表明した。結局、実証試験を終えてからは一度も稼働していない。

 稼働時は先進的な取り組みとして全国から注目を集めたプラント。いまではひっそりと立ち、さびも目立っている。バイオガス化施設の断念を受け、市の担当者は「協定期間中でも撤去するよう、住友重機械側に申し入れたい」と話している。

                                                        以上、引用終わり