ある関係者のから下記の話を聞いております。
今後の鎌倉市のごみ処理行政について非常に参考になる話であるため、紹介させていただきます。
先般の鎌倉ケーブルテレビの取材でも紹介させていただきました。
『生ごみのバイオ処理問題について~ある関係者の言
投入が均一なら、機能するがばらつくとうまくいかない。夏や冬の季節や家庭から出る生ごみが、色々なものが混じるとうまく処理できない。珠洲市が家庭系の生ごみをいれないとは知らなかった。均一の事業系だけなら、うまくいくだろう。
仮に生ごみに不純物が混じるとうまく処理できない。その場合、運転を止めて復旧作業を行うが、内部には有毒ガスがたまっていて、人間が中に入れるようになるには、5ヶ月止める必要がある。
専門家からの意見も色々と聞いた話では、鎌倉市のようにし尿(正確には下水汚泥)と生ごみを合わせた混合処理は生ごみ単独より、さらに技術的に処理が難しいと言える。
ある施設に視察に行ったが、カタログデータの計画通りには動いていない。ごみ質が悪いため、1/10程度しか入れていなかった。国から補助金をもらっているから、止めることができず、質のいい生ごみだけを選んで細々と動かしていた。それにとても匂いがきつく臭い。
生ごみバイオは、すごい金をかけてやるわけだが、うまく処理するのは当初から大変で、トラブル続きは目に見えている。さらに言えば、安定する保証がない。
とても現業職でできる仕事ではない。バイオは生き物で、知識のない素人がやってもうまくいかない。運営はPFIなどで、専門家組織に丸投げになるだろう。』
なぜ、メタン発酵は難しいか。それは、メタン菌という嫌気性微生物を使ってメタン発酵をさせるからです。
ある薬品を加えて化学反応を起こす薬品処理などは、温度などの諸条件もありますが、基本的には安定的な結果が得られます。
全国的に普及している下水汚泥の処理方法である活性汚泥法も好気性の微生物を使って下水汚泥を消化させる技術です。こちらも生き物を使うため制御は簡単ではありません。しかし、下水汚泥は安定的に大量に供給され組成も均一であるため、処理ができております。
しかし、生ごみをメタン菌で処理する際に家庭ごみは、季節によりごみ質が変わります(夏のごみと冬のごみの違いなど)。また、色々なものの混入が考えられごみ質が均一化しないことが予想されます。それらの生ごみをメタン菌を使い処理するよりは、活性汚泥法よりも難しいと言えます。
※活性汚泥法について
和歌山県建設局下水道部のHP-標準活性汚泥法

